【1年国際科】国際出前講座

12月4日(土)に国際科1学年の30名は、国際出前講座としてJICA北陸富山デスクの松山さんの講座を受講しました。講座の中では、JICA研修生のボリビア出身のマリアナさんに、オンラインでお話もしていただきました。
講座のテーマは「国際協力+多文化共生~コミュニケーションに大切なこと~」でした。世界の言語はいろいろあり、コミュニケーションとは言語力だけでなく、コミュニケーション能力、特に共感力や相手の気持ちを想像する力が大事であることを学びました。
前半は、1つの国が書いてある紙を背中に持って、その国を見ずに周りの友達にヒントをもらって国をあてるという「国当てゲーム」を行いました。生徒たちがすぐに国名を当てられるのは先進国で、名前も知らないよく知らない国が途上国であること、その先進国と途上国の割合が2:8であることを知り、みんな驚きを隠せませんでした。
その後、松山さんよりJICAの国際協力・事業内容・協力隊の体験談などを聞き、JICAについての知識を深めました。
後半は、JICA研修生のマリアナさんとオンラインで講演していただきました。まず、全く生徒たちが知らない言語であるスペイン語で「ボリビアについて」「日本に住む外国人の視点について」を話してもらい、その後グループごとに何を話していたかを話し合って、英語で答え合わせをしました。ボリビアについて知るだけでなく、知らない言語をどのようにして理解するか、共感力・想像力の大事さも実感しました。

【生徒からの感想】
Q. 講座を通して自分の意識が変わったことは何ですか。なぜそう思いますか。
A. 日本はたくさんの国から支援されていること。日本は逆に他国を支援している側の国だと思っていたので、びっくりした。また、東日本大震災のとき100各国以上もの国が日本を援助してくれていたことがすごく印象的だった。
A. スペイン語の話。写真やフィーリングで何を話しているかが何となく理解することができたから。
A. ボリビアと日本の違い。日本と交通手段が違うし、生活する基本的な食べ物やトイレについても違うことに不思議を感じたから。
A. マリアナさんが日本にきてすぐは誰とも話せず、周りの人がいつも自分を見てきたということ。まだ外国人への偏見や差別のようなものがあるのだと悲しくなったし、無意識のうちに自分もそういうことをしてしまっているかもしれないとおもったから。
Q. 講座を通して自分の意識が変わったことは何ですか。なぜそう思いますか。
A. 私たちが毎日勉強できておいしいご飯を食べられることは日本では当たり前かも知れないけれど世界ではとても幸せだということ。最初の方の発表でストリートチルドレンがどれだけたくさんいるのかわかったから。
A. 自分のしっている国々が先進国ばかりなので世界はだいたい豊かに過ごせているとぼんやり思っていたけど、先進国と発展途上国の割合は8:2と知り、しかも発展途上国のほとんどをよく知らなかったので、私が知っている世界は思っていたより狭かったのだと分かった。
A. 海外で活動している人達の話を聞いて、世界の実情がわかり、JICAの活動に興味を持った。
A.  もっと自分から色々調べてみようと思いました。なぜなら今回の講座を通して外国語というだけで拒否せず知ろうと前向きになれたからです。