8月19日(月)1年普通科・国際科の生徒が南砺市企業見学バスツアーに参加しました。南砺市の製造業や建設業など計15社の中から、班ごとに2社を見学しました。
このうち、ニット生地の開発・製造を行う(株)今井機業場には前半・後半合わせて34人の生徒が訪れました。身近な繊維製品の生地解析にも挑戦し、さまざまな布製品を顕微鏡で観察したり、実際に触れたりして、組成や機能性の違いを確かめました。
工場では、機械で生地の元となる原糸を巻き取る整経工程、原糸を編機にセットして織る編立工程を見学しました。温度や湿度を厳しく管理し、機械や人の目で細かくチェックすることで品質を保っていることが分かりました。
【生徒の見学メモより】
・繊維製品へのこだわりがすごかった。
・生地によって特長(質感や伸縮性)が全然違った。綿は昔から大切にされてきたが、ポリエステルなどの化学繊維にはメリットが多いことから、よく使われるようになったことがわかった。
・工場内にいくつも部屋があり、糸や生地に合わせた適切な温度や湿度が保たれていた。ほとんどの作業が機械で行われていたが、糸の細かい作業は人の手で行われていた。
・循環型社会に向けた取り組みとして、使えない生地をまた糸に戻して再利用していることを知った。