4月30日(水)7限に1学年全員に対して福祉科の教員が「福祉とは何か」について授業を行いました。
南砺福野高校には、普通科、国際科、農業環境科、福祉科の4学科があるため、他学科の生徒がどのような学習や活動をしているのか互いに知ることでより視野が広がるのではないかと考え、今年度から学科間連携授業に取り組みました。
福祉の対象者は自分も含む世の中にいる「全員」であること、福祉とは、世の中で生活している人みんなの『ふ…ふだんの く…くらしを し…しあわせに すること』であるということ、みんなの暮らしを幸せにするためには、相手の変化に気づき声をかけること、相手のことを思いやった行動や言動をすること、相手への心遣いをすることでみんなの普段の暮らしが幸せになる、などの話をしました。
以下、生徒からの感想です。
・すべての人が幸せに暮らすことができるよう自分にできることを探し、困っている人がいたら積極的に助けたいと思った。【普通科】
・相手の変化に気づくこと、相手を思いやった行動をすることの大切さを学び、自分なりに周りを見て手助けしていこうと思った。【普通科】
・福祉は高齢者だけのものだと思っていたが、自分たちみんなが関係していると知り、驚いた。【国際科】
・福祉は高齢者や障害者だけでなく、みんなのためにあるということが分かった。もっと福祉について知りたいと思った。【農業環境科】
・他学科の人たちが楽しそうに授業を受けてくれていて嬉しかった。私たちが日頃、勉強していることをもっとみんなに知ってもらい、他学科の人が少しでも福祉に興味を持ってくれたら嬉しいと思った。【福祉科】
困っている人を助けたいという思いがあったとしても、知識や技術がなければいざという時に手助けできません。今後、車いすの操作方法と服の着脱介助方法について家庭総合や家庭基礎の授業の中で体験する時間を今後設け、実際の生活につなげます。